2011年01月01日

2011年の年頭に当たって


2011年 明けましておめでとう

 今アメリカではイスラム教徒に対する迫害やいろいろな面で「嫌イスラム化」が起きていると正月の新聞は伝えている。アフガンやイラクでのイスラム過激派とのテロ戦争が、イスラムへの嫌悪、迫害へと進んでいるようだ。ブッシュ政権が進めたテロとの戦いがもっと困難なイスラム教徒との闘いに変質してきていることを知る。

  ヨーロッパでも移民排斥の機運が盛り上がり、極右政党が躍進し旧植民地からつれてこられた古い移民や、働きに来た新しい移民が今までのような扱いを受けられなくなってきている。これもブッシュ大統領が意図したテロ勢力との戦いを超えたイスラム教徒との戦いになってきているようだ。

  欧米は先進国としてまだまだ経済的な地位は高い。だがこんな高い地位に安住して、自分たちに攻撃を加えるイスラム過激派と敬虔なイスラム教徒を区別しないようでは先が思いやられる。こんなテロ勢力も力でなく政策で活動を抑止するような政策が取れないものか、と私はこんなことを考える。

  これまでアフガンでテロとの戦争をやればやるほど、現地のイスラム教徒からの反発が増幅するような戦争をしてきた。それは平気で現地住民を巻き込んだ戦争をして、犠牲者を増加させてますます戦争をやりにくくしている。こんなことを私はたびたび指摘してきた。

  戦場のアフガンやイラクだけでなく国内でもイスラム教徒をいじめているということだ。これでは今はまだ力が強いからいいが、イスラム教徒は相当の数だ。こんなイスラム教徒を大変侮辱した事件がオランダであった。あの福祉が充実したオランダでだ。いわゆる「ムハンマドの風刺画」事件だ。

  自分たちが信仰しないからといって、他宗教の悪口を公然と風刺しては、この宗教が大事と思ってこれを信仰する人にとっては憎い相手となる。できるだけいい隣人でありたいならこんなことには触れないようにしなくてはならない。言論の自由もここまで来ると問題である。

  私は無宗教の立場でこの問題を眺めているが、人類が狭い地球上で仲良く暮らしていくのには、こんな他人が大事にしていることに自分の見解があっても、敢えて触れないほうがいいと思っている。こんな異なる体制、宗教がどうすれば仲良く暮らせるだろうかということを、今年も追いかけてみたい。






posted by 想念の人 at 20:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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