2011年01月27日

今パキスタンでは「イスラム冒涜罪」が問題に 1


キリスト教徒がイスラム教を冒涜したと死刑判決

 イスラム教や預言者ムハンマドを侮辱することを禁じる法律がある。それがイスラム教への冒涜罪である。有罪となればそれはすべて死刑が言い渡されるほど厳しい法律である。職場のイスラム教徒とキリスト教徒が言い争いになり、キリスト教徒がムハンマドを侮辱した発言をしたというので、死刑判決を受けた。

  この事件は2009年6月に起きている。このキリスト教徒が水を汲んできたところ、同僚のイスラム教徒が「キリスト教徒が汲んできた水は汚くて飲めない」といわれたことで口論になった。そこでキリスト教徒が預言者を侮辱する発言をしたとして、キリスト教徒が容疑否認のまま逮捕され、死刑判決となった。
 
 
この法律は存在したが実際に適用され、死刑が適用されたのは初めて。この法律をめぐりパキスタン国内でも賛否両論がある。アメリカのバイデン副大統領もパキスタンを訪れ「このような非常識な行為は正当化できない」と発言、又ローマ法王も「宗教的少数者への差別や暴力に口実を与える」と、パキスタン政府に罪の規定の改定を求めた。

  これに対しパキスタンの宗教的保守派は、海外からの批判に法律の改正は必要ないとしている。「どんな社会にも議論の余地がない事柄がある。ブルカ(すっぽり身を覆う女性の服)がフランスで禁止されたように、国により適用される法は違う」という言い方もする人もいるという。

  厄介なのはこのパキスタンが、アルカイダなどテロ勢力と戦う最前線の国であるということである。このパキスタンの人たちがおかしいと非難し、パキスタン国民をいらだたせ対立してはアフガンの戦争に影響する。さてどんな選択をしたらいいのか欧米諸国は厄介な問題を抱え込んだようだ。






posted by 想念の人 at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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