2011年03月29日

リビア問題に対するアメリカの姿勢


アメリカ国内に厭戦気分がある中オバマの選択は

 ブッシュ政権が始めたアフガンイラク戦争が、先が見えず終わりがないことでアメリカ国民が疲れきっている。戦費は拡大しそれによりアメリカ経済がなかなか浮揚しない状態が続いている。新たな戦争などどんな理由があろうとも拒否したい雰囲気が漂うアメリカ国内である。

  今回のリビア攻撃も正義の戦争だと、オバマ大統領がこの軍事介入を正当化している。その正当な戦争だとする反面、3月30日にNATOにその戦争を引き継いでもらうようにとした演説をした。つまり正義の戦争とはいえあまり深入りしたくないと言うことだ。正義を強調しても正義の戦争などこの世にはないと思う。

  利害が絡みこれを前面出だすことをぜずに臆面もなく正義を強調する。カダフィ政権といい関係でいたから石油利権にありついた英仏だが、風向きが変わったら今度は爆撃や非難をする。こんな英仏に付き合うアメリカが浮きぼりになる。それだけに深入りは避けたいと思う。それが今回リビア問題に関する演説となった。

  こんなアメリカの腰が引けた姿勢でも、あのブッシュ大統領の姿勢とは随分違う。深入りはしたくないと言う姿勢が、正義を建前としながらもリビア問題で英仏と少し違うアメリカの姿を見て安心した。もうアメリカには更なる世界制覇への力がなくなっていると見た。これが世界の平和、いわれなき戦争が少なくなることでいいことだと評価しております。

  カダフィ政権がいい政権だと言うわけではない。外国勢力が介在し、悪い政権を倒していいことだとは思わない。こんなことをするから革命が輸出されたり、他国からの干渉戦争が起きる。良民が殺されているからとして、他国がこれを理由にこの国に手伝いに入っていけば自分達の好む政権を作ることになる。

 こんなことは一見人道的のように見えるがそう単純ではない。こんな問題の解決は自国民がすることだと思う。中国もこのリビアに3万人余りの人を送って開発工事に関わっていたようだ。(このことは河野洋平元衆議院議長も知っていた)。中国も控えているし、アメリカも少し控えているのが今後のリビア問題を複雑で長期戦にしないと考えると救われる。






posted by 想念の人 at 14:24| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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