2011年11月22日

イタリア・モンティ新内閣は政治家ゼロ


与野党の政治家も出番がないままこの形が

 G20で突然IMFの監督下に入ったイタリアが、ベルルスコーニ首相が退陣と言うことまで至る。欧洲委員会の委員を10年くらいつとめていた、マリオ・モンティという学者が首相候補に登場するや、他に競争相手がなくすんなりと議会で新内閣が発足した。

  この内閣はベルルスコーニー首相の任期だった2013年5月まで政権をになう。この内閣が異例なのは全ての閣僚が政治家ではなく、議会に議席を持っていないということである。不思議なことにそれは国民への犠牲を強いる内閣であるから、支持基盤を持つ政党はこの際じっと様子見でいきたいということだ。

  これは与野党とも同じ立場で、自分の身内への削減圧力を加えたくないと言うのが政治家の気持ちで、与野党ともこの点では一致していたようだ。それだけにこのモンティ新内閣に誰一人政治家はいない。しかし議会に基盤を持たない政権が上手くやっていけるのか、それは今後を見てみなければ分からない。

  この内閣の構成者は、財務関係はモンティ首相が兼務し、法相は弁護士、外相は駐米大使などが務めることになった。日本などは憲法上こんな議席のない民間人が首相を務めることなどできない相談だ。民間人を起用してもホンの一握りでなければならない。

  日本では閉塞間のある政治を何とかしたいと言う思いが国民の中に根強い。ところがこんな自由な内閣を作ることなど法的に無理だ。今後イタリアがどんな展開をして国の財政再建と繁栄を取り戻していくのか関心を持って見守っていきたい。それは日本国民の関心事でもあるはずである。






posted by 想念の人 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。