2008年09月06日

イスラエルとシリアの水面下の和平交渉

 
トルコ・フランスが両者の交渉を仲介


 中東を巡る動きは、建前論議で推し量ることはできない。力の論理で事態が推移しているからである。この力の論理はいつまでも終わりのない争いへと続きます。こんな姿を見ていると人間のおろかさをつくづく感じる。

 

 それでもどうしたわけか、この両者をトルコが仲介していると言う話が伝わってきた。そんな情報も伝わる中、揉め事になる材料もまた色々出てきた。一番不可解な事件は、シリアの核疑惑の施設をイスラエルが空爆したと言うのです。それに対しシリアは何事もなかったかのごとく沈黙を貫いたのです。イスラエルが他国を空爆すると言うことは、その国を攻撃したと言うことです。侵略したと言うことです。シリアは核施設があると騒がれるのを嫌ったのか、お互いが沈黙でした。

 

 昨年シリアの影響力の強い隣国レバノンで、ヒズボラというシーア派の民兵組織がイスラエルと闘い、互角の勝負をしました。イスラエルはこれまで必ず強く戦争は勝っていました。イスラエルにとってこんなことは初めてで、イスラエルではオルメルト政権が大変評判を落としました。

 

 最近ロシアのグルジア政策をシリアが支持し、その見返りにロシアの最新の武器をロシアがシリアに売ることに決まりました。イスラエルはグルジアに武器を売っているということです。このロシアの兵器売却でイスラエルとシリアは関係悪化の兆しです。


 イスラエルはアメリカが強力に支持している国です。国連決議でイスラエルの核疑惑を問題にしても、アメリカの反対でその疑惑は門前払いです。こんな構図を私は力の論理と言うのです。マスコミなどもこのことをあまりしつこく追求すれば、どうなるのでしょうか。今の世界は広告や販売で成り立つメディアはこんなことは深入りできないのであります。今もってイスラエルのことについては深入りして語るのはタブーです。
 

 それでも何の風の吹き回しか、両者がトルコの仲介で秘密交渉に入っているというのです。フランスも新に仲裁に入りました。フランスはシリアを植民地にしていました。レバノンと共にフランスの影響下にあった国です。この地でもめるのは自分の権益にも損害が出ます。仲介は良いことです。フランスの主催した「地中海サミット」でイスラエルとシリアの首脳が会議に同席したということもありました。


 どんな形にせよ対立からは良い結果は生まれません。一歩一歩交渉、接触を積み重ねていくしか方法がないと思います。対立、殺し合いでなく、話し合いのテーブルにつくことが大切と思います。当事者の二国と仲介者の二国の4者が努力しあって一定の結論が出ることを望んでいます。 

posted by 想念の人 at 05:40| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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