2009年01月04日

ブラジルにおける環境農業「アグレフォレストリー」


見るべき放送がないという正月番組ですが深夜にはいいものが、


 ブラジルにおいて日本人が介在する森の木と共存をしながら作物を育てていくという、新しい農業の仕方「アグレフォレストリー」という農業形態で活躍しているという放送がありました。数少ない正月のいい番組として、私のめがねにかなったものがNHKの深夜放送でありました。


  
それはJICA、つまり日本貿易振興会が関った番組で、放送はNHKが担当したという感じのもので、確かタイトルは「アマゾンの森を救う」というエコ番組の一環として作られたものでありました。
 

 日本人のアマゾン入植者がこの地でコショウ栽培を大規模に手がけ、そして熱帯農業の厳しさに敗れ去っていったことは私も承知していました。今再びこのコショウ栽培に失敗した経験から学んだ、新しい「アグレフォレストリー」という形で再登場していることを知りました。


 
日本人はとても勤勉で、熱帯の農業でも畑の草や木をきれいに取り除き、整然とした畑を熱帯でしてきて失敗しました。暑さでコショウが枯れてしまい大失敗した開拓者が沢山いました。この失敗から木の下で農作物を作るという、林間農業という考えが芽生えていたことは知っていました。ブラジルではこれが発展し、今はかなり体系化した農業という形で定着しつつあるという感じです。

  
この農業の考え方は、自然に学び森にその教えを請うものです。あまり自然に逆らわず、手を入れすぎないで森の繁茂の中で農業をするというものです。雑草とか木と共存しなければあの熱帯の暑さの中では、農作物単独では育てることはできないという考え方です。 

 日本人の良さでもある几帳面さと勤勉さが、ここブラジルの自然では却って災いをしたという考えに立ち、農作物もあの暑さの中で育つのには他の植物と共存しなければ育たないということを学んだのです。農作物も他の邪魔と思われるような樹木と共に育てるという考えに転換したのです。


 
 現金収入になる農作物を植えることが最初で、次にこの作物を守る遮蔽物としての樹木や草を生やすのです。この際現金農作物としてバナナ、パパイヤ、カカオ、コショウなどを植えるということですが、バナナは日光の遮蔽効果も抜群であると共に、コショウなど作物が大きくなったときの間引き作物ともなります。

  こんなやり方でブラジルでは、日本人の入植者が森林伐採をする牧畜に代わり、このような樹木を育てながら農業をやることにかかわっているということです。環境にいい農業として、これからは世界から評価される農業として登場するのではないかと思われます。
  


posted by 想念の人 at 02:35| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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