2011年01月28日

今パキスタンでは「イスラム冒涜罪」が問題に 2


イスラム冒涜罪をめぐり暗殺事件が発生

  穏健派知事として知られたパンジャブ州知事が、この法律は改正すべきであると主張し、死刑が宣告されている被告のキリスト教徒を救おうと活動をしていた。この行動に腹を立てた護衛の警察官に暗殺をされた。この暗殺犯は「愛国者」だと、パキスタンで釈放を求める動きが大きくなっているということだ。

  この記事はパキスタンの首都イスラマバードで取材した朝日の記者・五十嵐誠氏の記事を参考に組み立てている。これによると首都のイスラム弁護士会は「冒涜罪は社会の声を反映した法律だ」としてこの暗殺犯を弁護士協会として弁護する方針を表明。一方暗殺された知事を弁護する弁護士は会員資格を失うと決議しているという。

  社会の知的・理性的な集団であるはずの弁護士会ですらこんな雰囲気で、宗教界などもっと保守的な団体ではもっと熱狂的にこの暗殺犯を愛国的な人物として賞賛を送っているという。こんな風潮を観察していて感じるのは、これは恐ろしいことであると思う。異宗教は尊重される必要があると思うが、死刑になることだけは勘弁してほしい。

  ブッシュ大統領が進めたテロとの戦いは、イスラム教の原理主義者との戦いであった。そのブッシュ大統領はキリスト教原理主義を信奉するキリスト教福音派が支持母体だった。こんな相反する人たちが協力していくことは容易でないはず。パキスタンのムシャラフ元大統領はアメリカの圧力に屈してアフガンを見限ってアメリカに協力してきた。

  こんな今のパキスタンを見る限り、政権レベルと国民の民意とはかなり違うことを感じる。今のサルダリ政権もアメリカに協力し、欧米からの支援を得る選択をしているが、この流れがいつまで続くのだろうか。NHKのニュースでも親米国エジプトの独裁政権を倒す動きが出ているという話が伝わる。イスラム国でいろいろ厄介な問題が持ち上がっているようだ。




 


posted by 想念の人 at 20:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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